離乳食が完全食に近づいてくるころには、上下の前歯が4本ずつ生えてきます。そうしたら前歯期に突入です!
これまでの唇でとらえることから→前歯で噛み切ることができるようになります^^
<前歯期における理想像>
①一口より大きいものを与えて、かじり取りの練習をさせることが大切!
前歯が生え始めたこの時期は、咀しゃくを覚えさせるうえで大変重要な時期です。かじり取りの練習をさせるために、どんどん一口より大きいものを手づかみで食べさせるようにしましょう!
そうすることで、前歯でかじり取るという機能を覚える、また一口の量を学習する効果があります。
②正しい姿勢で食事をさせる
足底が床につく高さに椅子、肘が90度になる高さの机でお子様に食事をさせることで、食物をしっかりと噛むことができ、顎や筋肉の適切な発育に重要です。
お父さん、お母さんも足がプラプラのまま食事をしてみてください。それがお子様の発育によくないということが分かると思います。
③食物アレルギーに配慮しながら色々な食材に触れさせる
手づかみ食べに合わせて、軟らかく煮た野菜スティックをあげてみましょう!
この時期は味覚の発達が進む時期でもあります。なので、多くの野菜と触れさせておくと、好き嫌いが少ない子に育ちます^^
~手づかみ食べについて~
かなり汚れてしまうので、手づかみをあまりさせないお母さんもいますが、お子様の健やかな成長のためには必要な行為であり、人間として成長する大切なステップです。
~水分について~
飲み物は食事の前後に!
せっかく噛む練習をしているのに食事中に飲み物を飲むと、よく噛まずに流し込んでしまいます。
唾液の量が多い時期なので、食事中に飲み物がなくても大丈夫です
~前歯期の育て方のよくある間違い~
お子様がいろいろな動きができるようになり、お母さんも大忙しです。
食事の時も、「足がつく椅子にすると、椅子から出ようとして食事が与えられない、だから足がつかない椅子を選んでいます」というような方も多いです。
ですが足をプラプラさせて食事をさせることは、非常によくありません。なぜなら、足の底が床についていることで踏ん張りがきき、咀しゃくをきちんとできるようになるからです。この時期はお子様の将来の咀しゃくの仕方、咀しゃく力に大きく影響する時期です。
かじり取りの練習、正しい姿勢、様々な食材に触れさせることを意識しましょう。