虫歯の原因は甘いもの??

甘いものを食べると虫歯になりやすい」って言いますよね。

これは半分本当ですが、甘いものだけが虫歯の原因ではありません。

虫歯の原因は、虫歯菌です。

甘いものは、その虫歯菌の格好のエサになるだけです。

それに、虫歯菌は甘いものだけが好きなのではなく、食べ物の糖分が好きなんです。だから、食べ物全般が虫歯菌のエサになると考えた方が良いでしょう。

食事をすると、お口の中には必ず食べかすが残ります。虫歯菌は、歯の隙間などにはさまった食べかすを食べてどんどん増えます。そして、たくさん集まった虫歯菌は、粘液質のものを出してお互いにつながり、歯にベッタリとくっつくのです。

これが歯垢です。

歯垢になってしまうと、唾液やうがいなどでは簡単に落ちませんので、歯みがきでなければ落とせません。

だから、食後には歯みがきをしないといけないんです。

歯みがきで、歯の隙間につまった食べかすを取るとともに、できはじめた歯垢を落とす。

このお口のケアで、ほとんどの虫歯を防ぐことができます。

でも、歯の形は千差万別。様々な隙間に生まれた歯垢をすべて落とすのは、簡単ではありません。 だから、できれば、定期的に歯医者へ行って、歯科検診を受けることをおすすめします。歯の隙間に溜まった歯垢や歯石を綺麗に落としてもらえば、これ以上ない虫歯予防になることでしょう。

審美歯科治療は必要か

こんにちは。今回は審美歯科についてお話しますね。ご興味あるかたも少なくないのではないでしょうか?

歯並びや歯の色など、お口の周りの美しさを整えるのが審美歯科治療です。

美容整形の一環として歯の色を美しくすることも少なくありません。

なぜなら、お顔を整えることを考えると、お口の周りの美しさは思った以上に顔の印象を変えるからです。歯が黄色いだけで、表情や顔の明るさが別人だと思えるくらいなんです。

当院の審美歯科治療では、歯を白くするために次のような治療を行っています。

・ホワイトニング

薬剤などを使って歯を白くする治療です。歯についたステインなどの着色汚れを落として、白くきれいな歯を取り戻します。

・かぶせものや詰め物の素材変更

保険適用治療の場合、歯の詰め物やかぶせものは金属か医療用プラスチックしか選択できません。でも、金属は口を開けたときに目立ちますし、医療用プラスチックはすぐに着色して色が変わります。

そのため、審美歯科治療では、セラミックなどの着色されにくく固い素材を使って、虫歯などの治療あとも目立たなくしてしまうのです。

すでに治療したあとに詰め物を変えるということもできますので、気になる人はぜひご相談ください。

白く美しい歯を取り戻せば、人前で気兼ねなくお口を開けられるようになりますよ。

6/17にアップしているブログ❝セラミックってご存知ですか?❞にも詳しく載せてありますので読んでみてくださいね!!


歯周病と心筋梗塞

「歯茎から血が出る」

「口臭がきつい」

「歯がグラグラする」

これらは、重症化した歯周病の典型的な症状です。

他に、歯茎が赤く腫れてブヨブヨになっていたり、歯が長くなったように見えるという症状もあります。

これらの症状が出たら、すぐに歯科医へ相談してください。

放っておいたら、歯を失うだけではなく、命を失うことにもなりかねませんよ。

じつは、歯周病が心筋梗塞や脳梗塞を起こすことがあるんです。

そのメカニズムは、こうです。

歯と歯茎の間に入り込んだ歯周病菌が毒素を出して歯茎に炎症を起こすとともに歯の表面を溶かし、奥へ奥へと進行していきます。

歯槽骨(歯を支えている顎の骨)まで歯周病菌が達すると、歯周病菌は歯槽骨まで溶かし始めます。

ここまで来たら歯が抜けるのも時間の問題ですが、それ以上に問題なのが、ここまできたら歯周病菌が体内へ侵入をはじめてしまうことです。

血管の中に入り込んだ歯周病菌は、当然そこでも毒素を撒き散らします。そうすると、炎症を起こした血管は腫れて血液の流れが滞るのです。

この症状が心臓の血管で発症すると、心臓そのものが酸欠状態となり、心筋梗塞が起きてしまいます。脳の血管であれば、脳梗塞を引き起こします。

もちろん、必ず心筋梗塞や脳梗塞が起きるわけではありませんが、そんなリスクも抱えているのが歯周病なんです。恐ろしいですね。

歯周病はほとんどが自覚症状なく進行します。冒頭にお伝えした症状が出た時には、もうすでに歯周病が進行してしまっている状態なので、そうなる前に来院して定期的なメンテナンスを受けられることをオススメします(*^-^*)

お口の症状が気になる人は、ぜひご来院くださいね。